2015年5月11日月曜日

和声教本が新発売

おはようございます。

先日、新しい和声教本が出版されました。

その教本名は、
『新しい和声』(アルテスパブリッシング社)です。

今後は、こちらの教本が、
東京藝術大学でも全専攻科で教科書として使用されるそうです。
半世紀ぶりの刷新です。

今までは、
島岡先生が考案した和声記号を使用して学習していましたが、
こちらではフランスなどで使用されている
「数字付き低音」にて標記されているそうです。

ただ、和声記号は、
国内でも複数あります。

大阪音大では、
島岡式和声記号とは異なる標記です。

私も習った島岡式和声記号は、
国内限定だとは知っていましたが、
大阪音大式の和声記号に触れたときは、
国内でも異なることに大変驚いたことを憶えています。

それぞれメリットがあるかと思いますので、
もっと学習を進めて参ります。






2015年4月8日水曜日

ベートーヴェン月光ソナタの新校正版が発売

ベートーヴェン交響曲全集を校訂したデル・マーが、
この度、ベートーヴェン月光ソナタを初版に基づき校訂し、
ベーレンライター社からその校訂版、発売されたようです。

早速購入し、
新ベートーヴェン全集との違いを、
研究したいと思います。





2015年3月31日火曜日

コンサート鑑賞

読売日本交響楽団
第155回東京芸術劇場マチネシリーズ

指 揮:ユーリ・テミルカーノフ
ピアノ:河村尚子

日 時:平成25年5月12日日曜日 午後2時開演
場 所:東京芸術劇場

ラフマニノフ
ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調

チャイコフスキー
交響曲 第6番 ロ短調 「悲愴」



上記コンサート、聴いてきました。

前半、ラフマニノフの2番ですが、
近年人気のあるピアニスト河村による演奏でした。

3階席だったからかな?
正直、ピアノがオーケストラに負けていました。
音量もですが、
気迫というか何というか、
楽しみにしていたのにな。

休憩をはさみ、後半、
チャイコフスキーの悲愴です。

悲愴は、チャイコフスキー最後の交響曲です。
チャイコフスキーはこの悲愴の初演9日後、
急死します。

悲愴という副題から、
暗い楽曲かといえば、
そうでもありません。

第3楽章は、印象的です。
行進曲がだんだん現れ、
力強く高揚してこの楽章は終わります。

小学生の頃、
初めてこの楽曲を聴いたときは、
悲愴から暗い感じを想像していただけに、
大変驚いたことを憶えています。

久しぶりに生での演奏と聴き、
チャイコフスキーの作曲家としての人生に、
思い耽けました。

ロシアの作曲家の多くは、
貴族だったり(ラフマニノフとか)、
大地主だったり(ムソルグスキーとか)、
裕福な人が多いのですが、
チャイコフスキーは庶民の出です。

ロシアは、
ヨーロッパでは最も東に位置し、
辺境の地の扱いでしたが、
チャイコフスキーによって、
交響曲第4番によって、
ロシアの音楽がヨーロッパでも認められます。

そんな作曲家最期の作品「悲愴」、
ベートーベンの第九にしても、
最後の交響曲というものは、
作曲家の歩んだ人生を感じられるのもですね。


2015年3月14日土曜日

インヴェンションとシンフォニアに新校訂版が

こんばんは。

ピアノ学習者が多声音楽の学習としてほぼ必須と言っていい
J.S.バッハ作曲
インヴェンションとシンフォニアBWV772-801
に、新校訂版がヘンレ社(ドイツ)から発売されたようです。

原典版でといいますと、
よく周囲で使用させているこのヘンレ版※ですが、
昭和54年に出版されたものですので、
35年振りの校訂ですね。
※弊社教室におきましては、バッハ作品ですと、
 ベーレンライター版を使用しております。

旧版では4点の資料に基づいていたそうで、
新版ですと7点の資料に基づいているそうです。
この新版の校訂は、シュナイダーによります。

旧版も現在のところ並行販売されるそうで、
購入の際は注意が必要ですね。

早速新版を購入し、
私も研究させていただきます。